サルでもできるお手軽な詐欺手法
最近、物騒な事件が多いです。
闇バイトが流行しているようで、老人の家が襲われて金銭を盗まれるだけならまだしも、そのまま殺されてしまうという痛ましい事件が多く本当に物騒です。
個人的には、暴力で制圧させるものは好きではなく、やはり悪いことをするなら人間なのですから頭を使ってほしいものです。
どちらも、ダメな事ですが強盗殺人なら特殊詐欺のほうがまだマシだと思います。
お金は取られても命があれば、人間いくらでもやり直しができますからね。
とは、言っても被害者には誰しもがなりたくありません。
今回は注意喚起の意味も込めて、サルでもできるお手軽な詐欺手法について解説をしていきたいと思います。
詐欺って、知能犯のイメージがあって頭を使わなくてはいけないものなのですが、今回ご紹介する手法はサルでもできてしまうため危険です。
後ろ盾がない、無敵の人が真似するとしたらいとも簡単に金銭を奪うことができてしまいますので注意が必要です。
間違っても、真似はしてはいけませんよ・・・
絶対に・・・
断じて・・・
フリではありませんよ・・・笑
マッチポンプ詐欺
では、そのサルでもできる詐欺手法とはどんなものかと申しますと「マッチポンプ詐欺」となります。
多くの人は聞きなれない言葉だと思いますので、解説しますと。
マッチポンプ詐欺とは、「自分で問題を起こしたり、相手の困ることを発生させておいて、その解決方法を商品として売って詐欺をする行為」です。
最近、よく聞くのがエロサイトなどを見ていると急にコンピューターウィルスにかかったかのような画面になって「解決したかったら、ここに電話をかけて!」と表示をさせて、電話があると「コンピューターウィルスを除去したかったらGoogleプレイのギフトカードを送れ」よ言ってくる「あれ」です。
↑このようなやつです。
サポート詐欺なんて言うらしいですね。
騙される人は、ITリテラシーの低い老人が多いようです。
なので、最近ではコンビニ側でも対策がされていて詐欺を未然に防ぐ取組がされています。
このように、自分で災いを起こしておいて、その解決策で金銭をだまし取るのが「マッチポンプ詐欺」といいます。
今回、ご紹介する方法はこのサポート詐欺ではなく、もっと簡単な方法です。
Google口コミ削除事業
あなたは、最近Googleの口コミを削除する事業が密かなブームなのはご存知でしょうか?
Googleの否定的な口コミを削除することを代行するというサービスなのですが、フランチャイズも募集をしていたりして、最近密かなブームとなっています。
有名な芸能人を起用して広告をしている事業者もあります。
どのようなからくりがあるのかはわかりませんが、Googleの口コミを削除できるノウハウをもっていて、それを削除することで利益を得ていくようなビジネスモデルのようです。
きっと、フランチャイズで募集されていたりするような会社は真っ当な会社さんだと思います。
しかしながら、ここに付け込むのが今回紹介するサルでもできる詐欺手法になります。
真っ当な会社さんは、本当に第三者が書いた否定的な口コミを消すというサービスなのに対して、詐欺会社は自分で否定的な口コミをして、それを消す(自分でしているので、簡単に削除できる)という自作自演をして金銭をだまし取るというスキームなのです。
飲食店やクリニック、サロンなどの実店舗で商売をしている事業者にとって否定的な口コミというのは商売に直接影響しますので、その口コミを消してもらえるのなら喉から手が出るほど欲しいのです。
そこの心理をうまく狙った、詐欺です。
大げさな話ではなく、否定的な口コミで事実倒産に追い込まれたお店も数多くあり、それほど現代の人は口コミに大きく左右されて購買行動をとります。
サルでもできてしまうほど簡単な理由
しかも、この詐欺はご紹介した「サポート詐欺」のようなものと違って一人でも実践できてしまうので非常に危険です。
- 足がつかない電話番号
- 足がつかないSIM
必要なものはこれだけです。
大の大人が本気になって調べれば、いくらでも入手方法はネットで出てきますので簡単です。
① 足がつかないGoogleアカウントを作成
② そのGoogleアカウントで普通の口コミと否定的な口コミを無差別に投稿
③ 2~3ヵ月放置
④ 否定的な口コミをした事業者に「悪い口コミ削除代行業者」を名乗りセールス
⑤ 削除できたら15万円ください。できなかったお金はいりませんと成功報酬で契約
⑥ 1~2週間で足がつかないGoogleアカウントを操作して自分で削除
⑦ 事業者は「ありがとう、はい15万円」
進め方としては、こんな感じかと思います。
10件やったら、月収150万円ですか・・・
あくどいですね。
「否定的な口コミ書かれた!」と悩んでいるお店を経営する事業者さんはくれぐれも、ご注意くださいね。
そして。
「ふむふむ、なかなか再現性がありそうだ」と思ったあなた。
くれぐれも、真似して実践しようとはしないでくださいね。